
農は国の基
NEVER STOP CULTIVATING!
辺りに広がる、穏やかな里山の風景。
杉の林も、田も、畑も、人の営みが連綿と続いてきた証であり、決して自然にできあがったものではありません。
酒、酒、井戸で「酒々井」......。こんなシンプルでストレートな地名、他にありますか?
きっとこの名を選んだ人々は、「美味しいお酒を、心行くまで飲みたい!」と思ったのでしょう。
その千葉県・酒々井の地で300年、「清酒 甲子正宗」を造り続けてきた株式会社飯沼本家の一員として、きのえね農園は歩き始めました。
今、日本の農業を取り巻く環境は、より厳しいものへ変わろうとしています。
20年ほど前、基幹作物だった米の輸入が決まり、日本の農業は大きな変化に晒されました。中には「日本から農業が無くなっても、外国から食糧を買えばいい。」と言った声も聞かれました。しかし、あの頃も今も、完全な支持を得ている訳ではないと思います。
何故でしょう?
その一つには、多くの人が、日々口にするものには安心・安全なものを求め、またその思いに応えようと、この国で努力し続ける作り手がいるからではないでしょうか。
その中で、私達きのえね農園では、酒米、ブルーベリー、梅、柚子、キウイフルーツなどを栽培し、既にお米は地元の名前を冠したお酒となり、地域の皆様に愛される存在となっています。
ブルーベリーは無農薬、低化学肥料で栽培し、今年「ちばエコ農産物」栽培計画の審査に合格しました。また、観光摘み取りもスタートし、お客様より「甘~い!」「おいしい!!」との声をたくさん頂戴することができました。
今後、収穫した果実で、お酒を始め様々な商品を作り、酒々井の特産品として育てて行けたら、とても喜ばしいことです。
いつか、その夢が実現するように、黙々と坦々と、でも時にはダイナミックに歩み続けて行こうと思います。
株式会社 きのえね農園