蔵人日記 | 飯沼本家

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蔵人日記
2020年10月22日(木)

飯沼本家のひとびと

酒造りの最前線に携わる蔵人が語る、日々の仕事にまつわるあれやこれや。


第一回目は、原料処理担当の興津が担当します。


 


はじめまして。原料処理担当の興津です。


今回は輸送洗米のお話。


当社の「輸送洗米」は、精米所に貯蔵している原料の白米を洗って、強い水流で数十メートルの輸送管を通して北総ほくそう蔵ぐら2階のタンクに送ってから、一定の時間だけ冷たい水に浸して水を切るまでの工程です。精米所から送る側と、浸漬しんせき場ばで受ける側の2人で作業します。


この日は、仕込5号の本醸造酒の仲仕込に使う掛かけ米まい原料1,000kgの洗米で約20分弱の作業本番、私は送る側を担当しました。白米は、あらかじめ品種と精米歩合とkg数が指定どおりに計量されてタンクに入っています。一定量が出るように底を開けて、0.25MPaの水圧で洗米機にかけてから、水流に乗せて1時間当たり白米3,000kg送る能力のポンプで送り出します。受ける側には杜氏・川口工場長。無線トランシーバーで連絡し合います。


最も気を遣うのは白米の流量の調整。多過ぎれば輸送管で詰まるし、少な過ぎれば米が必要以上に水を吸うからです。


2日前にミスをしたので今回は緊張しました。その日、洗米機手前の白米パイプの蓋を取り忘れて、みるみるうちに透明なパイプに白米が満ちて焦る。慌てて無線連絡して白米タンクの底を閉めて…のはずが、後で気付いたら白米タンクの底は「閉」じゃなくて「全開」でした!! 二重ミス。でも幸い白米が少なくて実害なし、セーフ。


 今回はミスなし!! OK!!


 


written by 興津 美彦


 

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