飯沼本家のひとびと
日本酒ものがたり
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第七話「きのえねomoya」オープンに寄せて①
令和4年3月11日、「酒と二十四節気料理きのえねomoya」がオープンした。飯沼本家敷地内、門を入った奥に位置するこの建物は、長年オーナーである飯沼家の自宅として、またその一部は帳場(事務所)として
令和4年3月11日、「酒と二十四節気料理きのえねomoya」がオープンした。飯沼本家敷地内、門を入った奥に位置するこの建物は、長年オーナーである飯沼家の自宅として、またその一部は帳場(事務所)として
私が此処に嫁いで早40年近くになる。この40年は本当に激動だった。昭和のノスタルジーを感じる時を経てバブル到来。そして暗黒の20年と言われる節約の時代。その時々で価値観が右に左に大揺れに揺れた。正解と
飯沼本家はたかだか三十数名の小さな会社だけれど、個性あふれる人たちが集まっている。この四十数年、ここでの暮らしには、たくさんの出会いと別れがあった。その中でも、タケちゃんは最も忘れられない人の一人だ。
前回のコラムから大分時間が経ってしまった。日々何をテーマにするか考えていたがなかなか見つからない。思うことはたくさんあるのだが、それらは日々の生活の中で霧のように消えてしまうものばかりだ。そうこうして
昨年より続く新型コロナ騒動。暮れからお正月にかけての陽性者の爆発的増加が、また世の中を不安に陥れている。毎日のようにまるでお経のように唱えられている「三密対策」や「不要不急」。今や日常になったこの言葉